予防歯科とは
簡単に言えば、歯やお口の病気(むし歯や歯周病等)を予防する事が目的です。しかし「病気を予防する」と言葉で言うのは簡単ですが、本当は非常に難しい事です。私たちのお口の状態(歯並び、残った歯の数、かぶせ物や詰め物の状態など)は皆様異なります。お口の状態が異なれば、疾患リスク(病気のなりやすさ)も異なります。またお口の状態だけではなく、お体の状態(糖尿病、心臓疾患など)も疾患リスクに影響を与えます。そのように個人や疾患リスクが異なるのに、同じ口腔ケアで大丈夫なのでしょうか?
簡単に言えば、歯やお口の病気(むし歯や歯周病等)を予防する事が目的です。しかし「病気を予防する」と言葉で言うのは簡単ですが、本当は非常に難しい事です。私たちのお口の状態(歯並び、残った歯の数、かぶせ物や詰め物の状態など)は皆様異なります。お口の状態が異なれば、疾患リスク(病気のなりやすさ)も異なります。またお口の状態だけではなく、お体の状態(糖尿病、心臓疾患など)も疾患リスクに影響を与えます。そのように個人や疾患リスクが異なるのに、同じ口腔ケアで大丈夫なのでしょうか?
近年、歯やお口の病気(むし歯や歯周病)と全身疾患(糖尿病や心臓疾患)との関連も指摘されており、むし歯と歯周病の確実な予防は、心臓病や糖尿病などの全身疾患、さらにアルツハイマー病や寝たきりの防止にもつながる可能性が示されております。また、口腔清掃によって、歯やお口の病気を予防するだけでなく、歯科治療(詰め物、かぶせ物、入れ歯など)の効果を高めて長持ちさせるという効果もあります。
セルフケア
(患者様ご自身の歯みがき)とは
健康なお口の中に普通に存在している菌がつくるバイオフィルム(歯垢、デンタルプラーク)を自らブラッシングで除去し、食事内容や食物摂取頻度を適正化して、バイオフィルムが増加/悪質化しないようにするための日常的なケア。
プロフェッショナルケアとは
セルフケアの不具合(みがき残し)によって生成した病原性の高いバイオフィルムを、歯科衛生士、歯科医師が行う機械的歯面清掃にて短期間に抑制すること。
基本的にセルフケアでは、健全で歯の表面に付着して間もないバイオフィルムを取り除くことが目的であり、バイオフィルムが古くなる(成熟する)事を防いでいます。しかし古くなった(成熟した)プラークは、セルフケアで取り除くのは非常に困難になります。そのために、プロフェッショナルケアが必要となります。
プロフェッショナルケアの役割は、病原性の高まったバイオフィルムを除去し、セルフケアで対処できる状態に戻すことにあります。
むし歯・歯周病などの予防にはさまざまな方法がありますが、セルフケア、プロフェッショナルケアを上手に組み合わせることが大切です。
当院の予防歯科外来では、歯科医師が患者様各人の疾患リスクを各種検査結果に基づいて科学的に評価します。さらに、そのリスクをコントロールし、むし歯や歯周病の発症・進行・再発を予防するための最適なプログラムをご提案します。その一環として、患者様お一人お一人に特化した、テーラーメイドなセルフケアの方法を提案させていただきたいと考えております。
診療日 月2回(火曜日、土曜日午前中)